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中古のMacを買ったら、まずはクリーンインストール!

中古のMacはクリーンでミニマムな状態からリスタート

中古のMacを購入したら、まず私が最初にすることは、OSのクリーンインストールです。中古のMacだと、販売店でのデモのために仮アカウントが設定されている状態で引き渡されることもありまし、OSのバージョンが最新でない場合もあります。

セキュリティ的にも清々しい気持ちでMacを使い始めるためにもクリーンインストールは必須です。

旧MacからTime Machineのバックアップデータから復元というアプローチもありますが、クリーンインストール直後の一番ミニマムな状態というのは、動作的にも一番スムーズで安定しています。

せっかく新しいMacを使うのですから、このクリーンでミニマムな状態から、必要最低限なアプリケーションやデータを移していく作業のほうが、私は好みです(ただし時間はかかります)。

アプリケーションやデータなどは、どんどんと冗長化していきますから、メインマシン買い替えのタイミングは、貴重な断捨離のタイミングでもあります。

クリーンインストールの手順はApple公式サイトで、簡潔にまとめられています。

とその前に、現在のmacOSは、クリーンインストールをネットワーク経由で行いますので、高速なWi-Fi環境か、有線LANでの高速インターネット接続が必要です。

高速Wi-Fiと言えども有線にはかなわないので、時間をお金で買いたい方は、USB3 – LANアダプター(2015年モデルまで)か、thunderbolt – LANアダプターを購入してください。thunderboltに関しては2015年モデル以前のthunderbolt 2と2016年モデル以降のthunderbolt 3と端子形状が異なるのでご注意を。

>>Apple Support「macOS を再インストールする方法」

  1. macOS 復元から起動する
  2. 起動ディスクを消去する (必要な場合)
  3. macOS を再インストールする

1. 電源起動直後にcommand + RでmacOSを再インストール

クリーンインストールの準備が整ったら、電源ボタンを押して起動した直後から下記のキーを押しっぱなしにします。

  • command + R → Mac にインストールされていたバージョンの macOS を再インストールします。それよりも新しいバージョンへのアップグレードは行いません。
  • option + command + R →Mac と互換性のある最新のバージョンの macOS にアップグレードします。
  • shift + option + command + R →Mac に当初付属していた macOS、またはそのバージョンに一番近い、現在も利用可能なバージョンを再インストールします。

と3パターンありますが、手に入れたMacにmacOS Sierra 10.12.4 以降がインストールされていれば、option + command + R で最新のmacOSをインストールする準備に進みます(まだ再インストールは始めないでください)。

それ以外は、command + R で当初インストールされていたバージョンのmacOSをインストールし、そこからMac App Storeで、最新のOSへとアップグレードする手順に進みます(が、こちらもまだ再インストールは始めないでください)。

2. 起動ディスクを消去する → ディスクの名前を入力する他

再インストールの前に、起動ディスクを消去して、新たにディスクの名前を入力します。よくあるのが、「Macintosh HD」という名前ですが、私は個性を出すため(?)に「digiholic HD」などアレンジをします。

*ここで悩ましいのは、パーティションを分けるかどうかです。以前は、25%と75%の容量にパーティションを分けて、25%のほうにクリーンインストール → 各種設定 → 必ず使う最小限のアプリケーションのインストール を終えた状態にして、そのディスクイメージを75%のパーティションにコピー。75%を起動ディスクに設定していました。これによって、いつでも簡単にクリーンインストール直後のミニマムな状態に戻せるようにしたのですが、SSD時代になってストレージ容量が希少資源になってきましたから、外付けHDDにディスクイメージをコピーというほうが良いのかなと思っております。

3. macOS を再インストールする

あとは公式サイトの手順通りに「macOS を再インストール」を進めてください。再インストール後、移行アシスタントで旧MacやTime Machineから転送する情報を選択できる画面が表示されますが、クリーンでミニマムなMacにしたいため、ここはスキップします(もし必要になれば、インストール後からでも移行アシスタントは使用できます)。