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海外旅行ではSIMフリースマホ&AIS SIM2Fly(プリペイドデータ通信SIM)が便利。|海外への旅のしおり
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まずはスマートフォンのSIMロック解除

海外旅行に行く中で、今必須となっているのが現地でデータ通信が自由にできるSIMフリー(ロック解除)スマートフォンです。当初からSIMフリー版を購入した人はもちろん、ドコモ、au、ソフトバンクなどいわゆる三大キャリアを使用している人であれば、2015年5月以降に発売されたスマートフォンであれば、すべてSIMロック解除が可能です。しかし、SIMロック解除は自分自身で手続きをする必要があるので、事前に各キャリのウェブページを確認して、SIMロック解除手続きを済ませておく必要があります。

docomo
au
SoftBank

どのキャリアも、ウェブページなどから手続きすると手数料無料でSIMロックが解除できます。もちろん、有料にはなりますが、各キャリアのショップに端末を持ち込んでもSIMロック解除は可能です。日本で使用者が多い、アップルのiPhoneに関して言えば、iPhone6s以降の機種から、どのキャリアでもSIMロック解除が可能になっていると思います。

Amazon等でデータ通信用プリペイドSIMカード AIS SIM2Flyを購入する

海外でデータ通信をするには、空港でポケットWiFiをレンタルしたり、キャリアのローミングサービスを利用したりと様々な方法がありますが、最もコストパフォーマンスが良いのが、SIMフリースマートフォンにプリペイドSIMカードを使用してデータ通信をすることです。様々な国で利用できるプリペイド、SIMカードというのも、複数存在しますが、2019年1月現在の一番のオススメはAIS SIM2Flyというタイの通信会社が提供している旅行者向けのデータ通信用SIMカードです。

タイの通信会社と聞くと不安にかられますが、実用には全く問題がなく、世界主要各国で利用できる、ワールドワイドタイプを利用すると、ヨーロッパの主要国をはじめ、日本を含むアジア、オセアニア、アメリカなどをかなりの幅広いエリアで使用できます。データ通信可能な容量も15日間で4GBと一般的な利用法であれば、問題のない通信量です。

しかも日本でも利用が可能なので、出発前に自分のスマートフォンにこのプリペイドSIMを差し込み、設定した上で、実際そのSIMが使用可能かどうかを確かめることもできます、なお、設定した時点から利用開始日がカウントされるので、渡航スケジュールを確認した上で設定する日を調整してください。

設定といってもほとんどのケースで挿すだけ

このプリペイドSIMを購入すると簡単なマニュアルがついてきます。使用方法の説明の中でAPN設定という項目がありますが、私自身の経験で言うと、SIMフリーのiPhoneを使用している限りにおいては、この手の設定をしなくてもSIIMカードを差し込むだけで自動的に設定が完了し、使用できました。Android端末の場合は各スマートフォンの取り扱い説明書なのでAPN設定と言う項目を確認してみてください。

海外でも日本の番号宛の着信を受けたい場合

データ通信用のSIMになるので、当然ながら電話は使用できません。仕事の関係などで日本で取得した番号宛の電話を受電したい場合は、下記記事を参考にして、「着信転送 > SMARTalk(アプリ)」に設定すれば維持費無料で、電話を受けることができます。

海外のプリペイドやデータ通信用SIMに差し替えても日本の番号宛の着信を受けたい!

BOOK REVIEW

読みました「明日を生きるための教養が身につく ハーバードのファイナンスの授業 / ミヒル・A・デサイ」
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金融関係と聞くと、俗物的で虚構の世界でお金を稼ぎ、何やら胡散臭いという印象がつきまとうという人も多いのではないしょうか。頭は良いけど利己的な人が就く仕事、そんなイメージもあるのが金融の世界。

しかし、そのバックグラウンドにある知識は、農耕が生まれて、人類が社会を形成するなかで積み重ねられた実用的な知恵が多く、日常生活においても非常に有用な知識であるのも事実です。

実際、中等教育過程(中学や高校での授業)で「金融」のカリキュラムがないことは、多くの人を不幸にしていると思います。お金にまつわること、保険、借金、複利、レバレッジなどの知識をしっかりと噛み砕いた上で、最低限の知識を身につけさせることは、社会生活を営む上で必須だと感じます。

残念ながら、多くの人はそういった知識を身につける機会もなく社会に放り出され、自己責任の名の下に自分の貴重な資産や時間を詐取されたり、搾取されることになるわけです。

本書は、ありがちでキャッチーな邦題がつけられていますが、ファイナンスをはじめとする金融の知恵が、実生活においていかに重要かを歴史や文学作品を通して紹介していくスタイルです。

残念ながら、金融やファイナンスをかじっていない人にとっては、読みづらい面もあり、万人に勧められる書籍ではありませんが、実生活により近いところで、ファイナンスの知識がいかに役立つかという切り口は、非常に重要です。

逆説的ですが、この書籍に書かれている内容をなんとなくでも理解できないと、魑魅魍魎が跋扈する実社会では、お金のトラブルに足をすくわれる確率がぐっと上がりそうです。