散歩 - タイ

2017年世界のベストレストラン50の7位、アジアで1位のGAGGAN(ガガン)
GAGGAN
GAGGAN

人生初のタイに行ってきました!シリーズもかなり間延びしてしまっているのですが、今回の旅の目的のひとつが世界のファインダイニングを経験すること。ということで、サンペレグリノとアクアパンナ(ともにミネラルウォーターのブランド)がスポンサーのTHE WORLD’S 50 BEST RESTAURANTS 2017で、ランキング7位のGAGGAN(アジアベスト50では1位)と28位のNAHM(アジアベスト50では5位)の予約を取って行ってきました。

ということで、アジア No.1 レストランに君臨し続けるGAGGANにお散歩です。

まず結論から…

GAGGANをオススメできる方

こちらのレストランはどんな方にオススメできるかと言うと、食事を通じてのエンターテイメントを楽しめる方!25皿もの多種多様で個性的な料理をはじめ、そのプレゼンテーションやパフォーマンスにいたるまで、レストランというよりもショーを見に来ているような気分にさせてくれます。

来客を驚かせ、楽しませようとする工夫が随所にちりばめられ、予定調和は一切ありません。お料理の数々も既存の枠組みにとらわれていない挑戦的なものばかり。

GAGGANをあまりオススメできない方

一方でこちらのレストランをあまりオススメできない方というと…

  • 温かい料理が好み
  • 素材の味わいをいかした料理が好み
  • 技巧的な料理は苦手
  • 一皿ごとの量はある程度大きいほうが好み
  • お酒との相性重視
  • ゆっくりと食事と会話に集中して楽しみたい

といった方にはオススメできません。

食やレストランというものの評価は、そもそも主観的なもので相性があるので、あくまで個人的な評価ですが、私自身もどちらかといえば後者のタイプで

  • 質の良い素材を使ったシンプルな料理が好み
  • 技巧的な料理は苦手
  • 皿数の多さよりも一皿ごとの満足感重視(質・量ともに)
  • お酒(特にワイン)との相性は重要

なので、外観や一口食べての味わいから素材が良くわからない調理法や量の料理は好みではないのです。

今回のGAGGANに関しては、そういう意味合いでは個人の好みのベクトルとはまったく逆のスタイルでしたので、お店に否があるわけではなく、わたくし個人とのマッチングの問題だと思います。

事実、偶然お隣に居合わせた日本人とおぼしきお客様は、激賞しておられたので。

GAGGANでのディナースタート

ということで、まずは大事なワイン選び。

Wine List Champagne 01
Wine List Champagne 02

リストを眺めたところシャンパーニュには、ジョルジュ ラヴァル、エグリ ウーリエ、アグラパールなどがあり、さらにはユリス コラン、ヴェット エ ソルヴェ、ジャック セロスとなかなかのセレクション(お高いですが…)。

その中にシャンパーニュで最も好きな造り手であるジェローム プレヴォーを発見!

白ワインや赤ワインからはめぼしいワインを見つけられなかったので、清水の舞台から飛び降りた気分でこれにしました。

Jérôme Prévost La Closerie Les Beguines LC07

ちなみに、白・赤ワインのリストには、パット ルー、ファニー サーブル、ジャン フォワヤール、マルセル ラピエールなども。

Wine List Burgundy

案内された席は、コの字型に展開されるシェフズテーブルのようなカウンター席。料理のプレゼンテーションが目の前で見れます。

コの字のカウンターでシェフズテーブルのような席

今回のコースは、総勢25皿。全てを網羅できませんが、いくつかご紹介していきます。

鮨屋のオマージュ?岩塩をお皿に
とぅるん
新次元のカレー
ソムリエさんも自信たっぷりのサービス

点心?
お皿がかっこいい
雲丹?
日本から取り寄せたトロらしいです
見た目はお鮨ですが、シャリでなくパフっとした何か
茶器に
抹茶を点てるように
冷たいスープでびっくり

休暇とポップアップイベントなどで日本に行った後とのことで、日本料理からインスピレーションを得た皿が多かったのですが、「日本人の方に出すのは気が引けるんですけど…」と言われただけあって、まあ、斬新と言うべきか奇抜と言うべきか…

ということで、まだまだ続きます。

豚カツのオマージュ?

ソーセージ?
キノコ
まるで舞台を見ているような感じ
見せて楽しませるエンターテイメント性は豊富
朴葉焼き的な?
朴葉焼き的な中身
真っ黒
たこせんみたいな?
本の中には…
本を開くと…
すごいビジュアルのアイスクリーム
金箔に日本の影響を感じます
左が食前、右が食後に渡されるメニュー

長らくお付き合いありがとうございました。

Gaggan
68/1 Soi Langsuan Ploenchit Road Lumpini Bangkok 10330
Thailand
tel:+66 2 652 1700

散歩 - タイ

2017年世界のベストレストラン50の28位、アジアで5位のタイ料理レストラン NAHM

NAHM

人生初のタイに行ってきました!シリーズもなかなか終えられないのですが、今回の旅の目的のひとつが世界のファインダイニングを経験すること。ということで、サンペレグリノとアクアパンナ(ともにミネラルウォーターのブランド)がスポンサーのTHE WORLD’S 50 BEST RESTAURANTS 2017で、ランキング7位のGAGGAN(アジアベスト50では1位)と28位のNAHM(アジアベスト50では5位)の予約を取って行ってきました。

今回は、そのNAHMへのお散歩レポートです。

NHAMは、オーセンティックなスタイルのタイ料理店。ローカルなソウルフードではなく、タイ料理の手法を踏襲しつつも素材を吟味したワンランク上のタイ料理を提供していて、ひとつひとつのお皿が洗練されています。

NHAMは、ラグジュアリーリゾートホテルグループのCOMOに属するホテル、COMO METROPOLITAN BANGKOK内にあり、このホテルのメインダイニングとなっています。今回は、食事後もゆっくりしたいというのもあって、宿泊もこのCOMO METROPOLITAN BANGKOKにしました。

テーブルの花

おまかせコースもあったのですが、英語のメニューも用意されていたため、自分たちで食べたい素材が含まれたメニューを食べようと、アラカルトで注文することに。基本タイ料理ということもあって、辛い料理が多いので、向き不向きがあるかもしれませんが、私たちは辛いものもOKということで、気になるメニューをガンガンと頼んでいきました。

小さな冷たい前菜2種
サラダ
タイカレー
メインの魚料理
トムヤムクン含むスープ2種

を2名で頼みましたが、結果的にはお腹パンパン。基本的にはシェアして食べるスタイルのようで、もう前菜かスープを併せて2品ほど少なくても十分な量だったと思います。

冷たい前菜

揚げ春巻き的な前菜

気になるお味ですが、初のタイ、初のバンコクでの最初の夕食だったこともあって、比較対象するものが無い状態でしたが、個人的には大満足なお味。しっかりとタイ料理のスタイルを踏襲しながらも、使われている素材の質の良さが感じられ、洗練された美味しさ。

魚のフライ

つけダレ?

この後、様々な場所でタイ料理をいただきましたが、ここまで素材感や質感が良質なタイ料理はありませんでした(まあお値段が何倍もしているので当然ですが)。何よりスープやお料理のソースに不自然感やケミカル感があまりなく、これが街場のタイ料理との決定的な違いです。その他のお店だと、全体的にのっぺりと甘く、旨味があっても鈍重で単純な感じのものが多かったので、さすがはファインダイニングといったところでしょうか。

トムヤムクン

NAHMのお料理の数々

もっとも、帰国後にタイ通の方とお話する機会があったのですが、ここの料理は「キレイすぎる」と言って、タイ料理らしくないという評価も…

そして、食事と同様に(場合によってはそれ以上に)重要な飲み物ですが、分厚いワインリストをもらったものの、飲みたいワインが見つからない… そんな中に、唯一好みのベクトルのワインが見つかったので、砂漠のオアシスのような感覚でオーダーしました。

Jean Foillard Morgon Cote du Py 2014
Jean Foillard Morgon Cote du Py 2014

ワインに関しては、全体的にかなり高めの価格設定で、アジアベスト5のレストランに来ているという自己暗示なくしては、躊躇するお値段でした。

ただ、選んだワインとかなりホット(辛い)なスマートタイ料理の数々との相性は、なかなか良かったです。

Nahm
27 S Sathorn Rd, Khwaeng Thung Maha Mek, Khet Sathon, Krung Thep Maha Nakhon 10120 Thailand
tel:+66 2 625 3333

TRAVEL

海外旅行保険は加入必須!!|海外への旅のしおり
Photo by Fred Mouniguet on Unsplash

海外旅行保険は入っておいたほうが良い

人生初のタイ(バンコク)に行ってきました!ということで、断続的に旅での発見などを綴って行きたいと思いますが、旅立つ前についつい忘れがちな、海外旅行保険の加入は必要か!?という考察。

色んな人と旅をしていると稀に海外旅行保険に加入していないという人に出会います。石橋を裏から叩いて渡るタイプの私は、旅を同行する人には海外旅行保険の加入を猛烈にオススメしています。

海外旅行保険のポイントは、治療費用・賠償責任・救援費用

「保険は不幸の宝くじ」という話を聞いたことはありませんでしょうか?そう、本来は起こってほしくない事が、不幸にも起こってしまった時に助けになるのが保険の本来の機能で、何事も無ければ無駄になる宝くじなのです。

で、保険を検討する場合は、想定しうる最大の不幸を考慮に入れて契約内容を決めれば良いということになりますが、海外旅行保険の場合は、損害額が青天井なのが、治療費用・賠償責任・救援費用の3つです。結局、ここをしっかりカバーしていれば良いのではないでしょうか。

例えば、損保ジャパン日本興亜の治療費用の支払い事例を見てみると、

  • アメリカで交通事故 → 229万円
  • アメリカで溺れてICUへ → 1500万円(保険カバー額を超過しさらに2500万円以上の自己負担あり)
  • 中国でバス事故 → 666万円
  • スペインでホテルのベランダから落下 → 576万円
  • アメリカで心筋梗塞 → 1311万円

と恐ろしい事例が並んでいます。

発病や事故は、まったく予想できませんから、100万円はおろか500万円でも足りません(個人の感想です)。

病気以外にも、なにか器物を破損したり、他人に怪我をさせたりといった場合の賠償責任補償や自身の病気や事故によって看護師・家族等の救援者が必要となった場合の費用などをまかなう救援者費用も金額が大きくなったり、命に関わる部分なので、しっかりカバーしたいところ。

後遺障害・死亡保険や携行品損害補償は各自のライフスタイル次第

事業を営んでいて個人保証の借金がある場合や自身が家族の主な収入源である場合には後遺障害・死亡保険が、盗難された際に諦めきれない携行品がある場合は、携行品損害補償が、必要な場合もあると思います。

これらのケースは、個々の最大不幸が、許容できるレベルなのか否かで、保険額や加入の有無を判断する必要があります。

クレジットカード付帯の海外旅行保険で十分?

海外旅行保険付帯のクレジットカード持っているから大丈夫!という方もいますが、本当に大丈夫でしょうか?クレジットカード付帯の海外旅行保険でうっかり見逃しがちな懸念点は沢山あります。

  • そもそも補償額が十分でないかも?
  • 自動付帯と利用付帯って知ってますか?
  • 同行家族も保険対象になってる?
  • 高額な治療費用の立替えが必要?

クレジットカード付帯保険の補償では足りないかもしれない…

ここ数年取り組んでいた陸マイラー活動のためにかなりの枚数のクレジットカードを発行したため、私は、海外旅行保険が付帯しているカードも何枚も所持しています。それでも、もっとも重要な治療費用の補償額の(自動付帯のみの)累計は600万円ほどでした。

ステータスの高いクレジットカードを所有している!と思っていても、いざ不測の事態に陥った時には不十分な場合も。

例えば、疾病治療の自動付帯保険は下記のような条件です。(2019年2月現在)

  • アメックス ゴールド => 200万円
  • ANA VISA ゴールド => 150万円
  • VIEW Suica カード => 50万円

といった具合で、累計合算して十分にカバーするには、相当数のクレジットカードの保有が必要です。

海外旅行保険の自動付帯と利用付帯

クレジットカードの付帯保険で、次に注意する必要があるのが、その付帯条件。自動付帯とあるクレジットカードは、何も考える必要はないのですが、利用付帯とされているクレジットカードは、各種カード・保険会社が定めた利用条件をクリアしていないと保険の対象となりません。

多くのケースで、利用付帯の条件は旅行代金の決済となっていますが、その旅行代金の範囲は様々です。

例えば、日本でも最も利用者が多いであろう楽天カード利用付帯が条件ですが、補償内容は年会費無料のカードとしては良心的です。

楽天カード(海外旅行傷害保険)
利用条件:自宅から出発空港までの交通費または海外旅行代金
疾病治療費用:200万円まで補償

尚、一般的な契約の場合、疾病治療の保険補償額は累計されますが、死亡保険の補償額は、累計でなく加入している保険のなかの最高額が適用されます。

同行の家族が保険対象かは家族カード次第

クレジットカードの付帯保険で次に問題になるのが、同行家族の補償内容。これも多くのケースでは、同行家族が保険付帯のクレジットカードの本会員であるか、その家族カード保持者でないと保険が適用されないケースがほとんどです。アメリカン・エキスプレスなどの一部のカードでは、家族カードの保有者でなくても補償の対象とするケースもあるようですが、補償額を考えても、同行家族のいる場合は、追加の保険が必要となるでしょう。もちろん同行家族が、クレジットカードなどの付帯保険で十分な補償が確保できている場合は別です。

キャッシュレス治療窓口があるか、立替えか

不測の事態で高額の治療費が発生した場合、治療費の立替支払いが困難なケースも当然出てきます。ここで、キャッシュレスで利用できる提携先の病院を紹介・予約してもらえるかどうかは、非常に重要です。しかし、これも契約先のクレジットカードによってまちまちです。

保険会社の海外旅行保険は万全

上記のようなことを勘案すると、一般的な保険会社が提供する海外旅行保険は、補償内容や適用される家族の範囲、キャッシュレスで利用できる医療サービスなどくまなくカバーされており、安心です。自身のクレジットカードの保険内容を完全に把握している&補償額が十分であるという方以外は、保険会社の提供する海外旅行保険への加入がオススメです。

損保ジャパン日本興亜の新・海外旅行保険 off!(オフ)はオーダーメイドできるらしい

損保ジャパン日本興亜の新・海外旅行保険 off!(オフ)は、個人プランのみオーダーメイド(自由設計)での契約が可能です。個人プランで加入する場合は、治療費用のみの加入や、治療費用と賠償責任のみの加入も可能です。クレジットカードの付帯保険で死亡保険金などが十分な場合であれば、オーダーメイドも選択肢になります。

 

TRAVEL

タイ(バンコク)への旅の準備(入国手続き)

人生初のタイ(バンコク)に行ってきました!ということで、断続的に旅での発見などを綴って行きたいと思いますが、まずは旅の準備編その一ということで、入国手続きなどに関して。

入国手続きのリサーチに関しては航空会社などのサイトにも情報がありますが、できるだけ大使館や現地政府系の機関が公開している情報など複数のソースに当ります。今回はタイ国政府観光庁のサイトを主に参照しました。

*といっても国によっては現地機関がいつも信頼できるわけでなく、アップデートの速度を考えても外務省や在外日本国大使館の情報が有用な場合も。

個人的に気なったポイントとしては、

  • 観光の場合、ビザは30日までは不要
  • 電子タバコは持ち込み禁止
  • 酒類は1本(1Lまで)/人まで持ち込み可
  • 入出国カードの記入が必要
  • 一人あたり10,000バーツ相当の現金の所持が必要
  • 繰り返しの入国は審査が厳しくなるかも

といったあたり。

ビザ(査証)

世界パスポートパワーランキング5位(2017年10月現在)の日本のパスポートで旅をしているとビザ(査証)とかを意識する機会が極端に少ないですが、油断していると入国に必要な準備を忘れていて…なんてことも起こりかねないわけです。特にパック旅行でなく個人手配の旅となると入国手続きの事前(渡航を決めた瞬間がベスト)リサーチは必須です。

で、今回のタイに関しては、日本のパスポートパワーが有効のようで一安心。観光目的の30日までの滞在はビザなしでOKとのこと。

所持品などの持ち込み制限

入国時の所持品に関しては、タイでは電子タバコの輸入や販売が禁止されているようで、個人の持ち込みも禁止とのこと。高額な罰金や逮捕などの可能性があるとか。私は非喫煙者なので大丈夫なのですが、同行者がいるときには注意が必要です。

そして、個人的にはこちらのほうが重要なのですが、酒類の持ち込みは、一人一本(1L未満)に制限されています(悲しい)。

出入国カードの記入が必要

出入国カードに関しては、最近デザインが変わったようですが、事前にインターネットで記入例など確認しておくとスムーズに入国審査に向かえます。気をつけないといけないのは、入国時に出国カードのほうも入国審査官がスタンプを押印しています。審査官によってはホッチキスでパスポートに留めてくれますが、こちらは出国時に必要になるようなので無くさないようにしないといけません。

現金の所持が必要?

そして、ちょっと古い情報ですが、在タイ日本国大使館のサイトによると、タイに入国する際にはビザ無し入国やトランジットの場合でも、一人10,000バーツ(家族の場合20,000バーツ)以上に相当する現金(外貨も可)を所持しておかないといけないとか。わたしの今回の入国では確認されることはありませんでしたが、場合によっては入国拒否される場合もあるとのこと。

繰り返しの入国は審査が厳しくなる?

在タイ日本国大使館のサイトで繰り返し注意喚起がなされているのが、ビザラン(ビザ免除期間が切れる前に一度外国に出国し、直ちに戻ってくるような行為)に対する審査の厳格化

2016年12月15日付けの情報によれば陸路でのビザ無しでの入国は、暦年で2回までに制限するという省令がでているとか。空路であっても審査の厳格化が強調されており、アクロバティックな渡航をすることの多い陸マイラー及び修行僧の皆さまは注意が必要です。

タイは、私が思っていた以上にきっちりしているようです。

本記事は、2017年10月渡航時の情報です。また情報の正確性に関しては担保しておりませんのでご了承くださいませ。